784 JUNCTION CAFE

オリジナル商品「塩クッキー缶」をつくりました。

2021.04.10

緊急事態宣言が発令されて1年が経ちました。1年前、何をどうするのが正解なのかわからないまま、ひっそりと店を開け続けました。今思えばなんで閉めなかったのか分からないけど、1人で閉じこもるのが不安で、塩屋のお客様とどこかで繋がっていたかったのだと思います。
その間、テイクアウトのお惣菜を買いに来てくださったり、一杯だけコーヒーを飲みに来てくださったり。そのほんのひとときがとても心を軽くしてくれました。そして、少し歩けば海が、山がある塩屋の場所にもとても助けられました。 この塩屋の土地と人の温かさを、「784 JUNCTION CAFE」らしく色々な人に届けられないかなと、少し前から思うようになりました。この思いを周りの人と共有していると、古代にこの地で塩が作られていた事を知り(塩屋という名前そのままですね)、この場所をかたちにしたような、結晶させたような「塩」をテーマにしたクッキー缶を作る事に至りました。

 

塩はもちろんこだわって、味だけでなく生成の在り方から共感するものを選びました。
そこから、その塩に合うクッキーってなんだろう?とスタッフと一緒に考え、見た目は決して派手ではありませんが、5つのクッキーはそれぞれ塩との相性やバランスを考え丁寧に作りました。

 

そして、デザイナーの平野拓也さんとあれこれ相談しながら、見た目がかわいいだけでなく、その塩屋のストーリーや空気が感じれるようなパッケージとメッセージを考えてきました。塩屋や「784 JUNCTION CAFE」をイメージしたさりげなくかわいいリボン、塩風のような空気が流れる包装紙、そして開けた時に塩屋の風景を感じれるような油絵のポストカード(裏面はクッキーの説明です。後ほど部屋にも飾って塩屋の景色とクッキーの味を覚えてくれるとうれしいです)などのイラストレーションは江夏潤一さんに描いてもらいました。クッキーはもとより、缶も絵もリボンも使い捨てでなく、何かに使って頂けるよう大事に作りました。

 

ひとつひとつ手作りなので限定でご用意しております。最初は店頭のみの販売ですが慣れてきたら、ホームページの「PRODUCT」から通販できるように準備しております(ただし、シーズン的に暑くなるとつくり難く、秋以降に販売になるかもしれないので、気になっている方は店頭まで足をお運びください)。こちらは準備出来次第、ニュースページ及びSNSでも発信していきますので、塩屋ののんびりとした景色のように気長におまちくださいませ。

 

発売できて本当にうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

「塩クッキー缶」